矢毒地雷研究所

デュエルマスターズにおける地雷を研究・開発するブログ。

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アウトレイジ墓地ソースについての報告書(1)

目次


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アウトレイジ墓地ソとは

まず初めに「アウトレイジ墓地ソース」なるデッキについてよく知らない人のためにこのデッキの歴史と基本事項を記述する。
既に知っている人は読み飛ばしてもらって構わない。(最上部に目次があります。)

このブログには研究中の地雷デッキをよく紹介していたが実はこのデッキが私の第1軍。

研究中の地雷デッキ①⇩
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研究中の地雷デッキ②⇩
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《百万超邪 クロスファイア》の登場により考案されるようになり、《暴走龍 5000GT》の登場で一気にメタ格に食い込むほどの躍進を見せた墓地利用デッキの総称。(DuelMastersWiki 墓地ソースの記事より引用)

アウトレイジ墓地ソース・スライム墓地ソース・イワシン墓地ソースなどの様々な名称をもつデッキ。
【百万超邪クロスファイア】が登場したのがDMD-29「1stデッキアウトレイジ・ダッシュ」(2013.4.20発売)の為既に5年程の歴史を持つ。
ここ5年である程度の変貌を遂げたもののコンセプトはほぼ変わっていない。

クリーチャーで墓地を肥やす→【百万超邪クロスファイア】【暴走龍5000GT】を投げビート

というのが基本的なパターン。
青黒をベースに赤がタッチされることが多いが歴史の中では黒を入れない赤青型なども用いられた。


ここから基本的なこのデッキの歴史を紹介する。
※〇〇期というのは適当です。


黎明期
2013.4月に【百万超邪クロスファイア】が登場し、デッキタイプが考案される。
当初は【アクア・メルゲ】【疾封怒闘キューブリック】が殿堂入りしていなかったため(モールスは2014.3.15, キューブリックは2014.5.24, メルゲは2014.6.22に殿堂入り)彼らと【戦略のD・Hアツト】などを用いて墓地を肥やし早期からビートを仕掛けるデッキだった。
加えて【ヒラメキ・プログラム】【埋葬の守護者ドルルフィン】を用いた「ヒラメキドルル」というものもあり、これによりデッキから【白骨の守護者ホネンビー】を踏み倒すことにより9枚肥やし→1枚回収という動きができた。
(ヒラメキは2012.6.30に登場し2015.6.15に殿堂入りした。ドルルフィンは2013.3.16に登場。)


全盛期
更に2013.5.25に【暴走龍5000GT】、2013.8月に【金属器の精獣カーリー・ガネージャ】、2013.12.20に【天災超邪クロスファイア2nd】を手に入れる。
特に5000GTの登場は大きくデフレ期だったE3の中では一際目立つ存在で、これによりこのデッキタイプはトップメタに躍り出た。
その後は赤青型で【日曜日よりの使者メーテル】存在下での【スクランブル・タイフーン】でダブルクロスファイア&GTを踏み倒しワンショットを狙うなどのデッキが主流となった。(この頃はまだメルゲ&キューブリックは現役だった事を考えると恐ろしい。)
その後「メルゲループワンショット」の影響もありメルゲとキューブリックが殿堂入りしてしまった。(2014年中頃の事)


衰退期
メルゲ&キューブリック殿堂後は赤青型から赤青黒型フルクリーチャーにシフトチェンジした。
E3環境(2013.6.22~2014.2.21)に考案・研究され、構築変化後もDS環境(2014.5.24~2015.2.21)にて結果を残した。
2015.4.25に登場した【夢幻騎士ダースレイン】を用いてよりアグロに寄せた型なども開発された。
しかし2014.12.19に登場した【龍素記号Xfクローチェ・フオーコ】や2011年からいる【サイバー・N・ワールド】などの墓地メタに非常に弱く、環境がインフレするにつれ少しずつその姿は消えていった。
主な原因はDS環境中に主戦力の1つであったメルゲとキューブリックを失い、その後はダースレインを除いてそれほど強化が無く環境のインフレもDS→革命編と進んでいったことだろう。(革命編:2015.6.20~2016.3.19)
プレイヤー達も侵略・革命チェンジという目新しいギミックに興味を惹かれ、昔ながらの「墓地を肥やして殴る」というデッキは置き去りになりがちだった。
しかしインフレ環境の中でも地雷デッキとして握り続けた者もおり、この頃やっていた人にとっては「墓地ソ=地雷」という認識があるかもしれない。


転換期
そうして2015.6月頃~2016.12月頃までの1年半を地雷デッキとして過ごしていたこのデッキだが、DMR-23「革命ファイナル最終章」(2016.12.16発売)にて転機が訪れる。
このパックでは【問2ノロン⤴】【プラチナ・ワルスラS】などの大きな強化を得た。
特にワルスラSはアツト&ノロンから繋がりつつ手札を確保できる優秀な進化獣であった。
しかし、彼らを手に入れたからと言って環境に食い込んだかと言うとそうでもなく、前より大分強くなり地雷としての恐ろしさが上がったという程度であった。(実際入賞はそれなりにあっただろう。)
2017.3.25に発売されたDMRP-01「デュエル・マスターズ第1弾」では各種踏み倒しメタによってある程度環境が揺れ、このデッキも【異端流しオニカマス】という相性のいいクリーチャーを手に入れた。
ちなみにこの時オニカマスが全く刺さらないという点においてこのデッキは注目を集めた。
この辺りから波に乗り始めていたことが窺える。


成長期
その後の2017.9.16発売のDMRP-03「デュエルマスターズ第3弾」にて【一なる部隊イワシン】【爆撃男】という強力なカードを得た。
これにより更なる注目を集め、(某有名DMPの動画配信のおかげもあり)一気に環境のトップメタに躍り出た。
これは実に2013年以来4年振りのトップメタ進出であった。
ある1週間の間のCS入賞の多くを占め文字通り環境を(一時的に)染め上げた。
しかしその後「ロージアダンテ」「赤白バイク」に相性が悪いことが辛く、徐々にその数を減らしていった。
2017年末期にはCS等で見かける機会も少なくなってしまった。

そして2018.1.28に新殿堂が発表された。
苦手としていたロージアダンテとバイク(というより単騎)が規制されたのはこのデッキにとっては朗報。
今後の活躍に期待したい。

殿堂入りについてはこちら⇩
yadokulab.hatenablog.com


ここまでがこのデッキの5年間の歴史である。
トップメタになったり地雷になったりトップメタになったりと浮き沈みの激しいデッキであることとその構築の変化も理解して頂けたと思う。
私の昔から好きなデッキであり元は地雷として握っていたのだが思いがけずトップメタに進出、その後落ち着いて今に至る。


以下に現在私が使用しているアウトレイジ墓地ソの構築を示す。
新環境用に調整した訳ではないが、このままでも十分戦えると感じているレシピ。

現在環境に居るデッキタイプについてはこちら⇩
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アウトレイジ墓地ソースのデッキ案(1)


f:id:yadoku906:20180315150017j:plain
レシピ画像

《カマスサベージ型》
4@戦略のD・Hアツト
4@問2ノロン⤴
4@一なる部隊イワシン
2@異端流しオニカマス
4@プラチナ・ワルスラS
4@終末の時計クロック
3@禁断Uサベージ
3@爆撃男
2@白骨の守護者ホネンビー
1@音精ラフルル
1@盗掘人形モールス
1@インフェルノ・サイン
4@百万超邪クロスファイア
3@暴走龍5000GT



これまでの変遷

上にも書いたが元々は地雷として、さらに言えば5000GTとクロスファイアが好きで使いたいから組んだデッキ。
【プラチナ・ワルスラS】が登場してから更に本格的に組み始め、大会入賞デッキ等も参考にしつつ自分なりの構築を見つけ出したのが上記のレシピ。

幾つかのカードについて私何なりの見解を示す。


【戦略のD・Hアツト】

このデッキの根幹となるカード。
【一なる部隊イワシン】を絡めることにより圧倒的墓地肥やし能力を実現する。
ネックなのは2コストのレインボーである点。
そのためデッキ内の青と黒のバランスが大切。
事故ると悲惨。


【プラチナ・ワルスラS】

弱いことが書いていないこのデッキのメインエンジン。
エンジンに火が付かないと手札が枯れてしまうため如何に引き込むかが大切。
気合いで引け。


【禁断Uサベージ】

通常のテンプレにはあまり入ることが少ないと思われるカード。
採用の理由は単にデッキと相性がいいから。
まず第一に手札が減らない。
ハンデスデッキを相手にした場合これが何より大きい。
次にその回収能力。
文明を問わないためクロスファイアだろうとGTだろうとラフルルだろうと拾ってこれる。
特に「サベモールスファイア」の動きは芸術的とすら言える。
4マナあり、墓地にクリーチャーが11体以上いればGTを拾ってそのまま投げられる。
(当然赤マナは必要だが。)
殿堂入りで元々2枚入れていたがピンになってしまったラフルルを墓地から回収して、場にいる適当な青クリーチャーからチェンジさせてあげられる点にも注目。
折角墓地を肥やすのだから利用してこその「墓地ソース」であり、3投する価値はあると私は考えている。
環境によって【白骨の守護者ホネンビー】などと枚数を相談してもいいだろう。



【白骨の守護者ホネンビー】

墓地肥やし付き4コストブロッカー。
モルトNEXTのワンショット対策やクローチェ・フオーコに墓地リセットされたときのリカバーなど見た目以上に活躍する場面は多い。
しかし4コストと実質デッキ内で最も重いため2枚のみの投入。
色々なクリーチャーで手札をグルグル回すので4ターン目には大体手札にいる為問題なし。
コントール相手ではブロッカー故殴れないというのが痛くそこはサベージの方がいい場合もある。
イワシンの登場で更に強化されたが、使いどころは考えるべき。



【百万超邪クロスファイア】
【暴走龍5000GT】

このデッキのフィニッシャー達。
イワシンのおかげで墓地肥やしがより高速なったため以前より早期に立てることができるように。
注意する点は5000GTには赤マナが必要であること。
ハンデス等のデッキ相手にはクロスファイアよりもGTの方が刺さることが多いため、あえてファイアを投げずマナに埋めるなどの状況判断が必要になる。
GTを切って赤マナを必要としないようにするという手もあるが、やはり突破力に欠ける構築になってしまう。
GTがいることで取れる対面も少なくないことを考慮すると、やはりフィニッシャーとしては最上級であると言える。

プレイング

※以下に書かれていることは私(矢毒)の個人的な見解です。※

私がこのデッキを握るうえで最も意識していることは「迷ったら殴る」ことである。
まず第一にこのデッキはビートダウンであり日和ったら負ける。
何が何でも殴れというわけではなく状況的に判断が困難な場合は殴るべきということ。
そもそもこのデッキはダイレクトアタックを決める以外に勝利手段が存在しないので殴らないことには勝てない。
時には無理矢理にでも突き進むことも大切。


その他の重要な点

赤マナの管理

ハンデス等の妨害を仕掛けてくる相手には3,4ターン目には赤マナを置いておくのがベスト。
クロスファイアを出すべきか、マナに埋めるべきかはその時の状況判断で行うしかないが早めに殴りきってしまった方がいい場合は場に、長期戦になりそうと感じた場合はマナに置く。
赤カードを2枚握れていればベスト。


・デッキ残量

プラチナワルスラが立ったからと言って調子に乗ってデッキを削り過ぎると死ぬ。
そもそもこのデッキは11枚墓地が肥えればそれ以上は基本必要ないので、手札交換の必要がない場合はアツトの能力を使用しない(ノロンは強制)など調整が必要。
ワルスラを2体立てて殴りまくっていたらデッキがなくなっていた等のないように注意。


・プランの切り替え

上記の2つに比べこのデッキを握る上で最も直面する問題。
プランというのは、

1. プラチナワルスラで手札を補充しながら殴る
2. 一気に墓地を肥やしクロスファイアとGTで早期から攻め立てる

の2つ。
基本的には1. がベストの場合が多いのだが、ハンデスやその他妨害によってそれができない場合がある。
その時は無理にワルスラ着地を狙わずさっさと墓地に落とし、クロスファイア&GTで早期にSAで殴りに行くプランにする。

この時重要なことは、最初に書いたように赤マナの管理。
大抵のデッキは早期に立てられる5000GTに対して即座に返すのは容易ではない。
そのためファイアをいったん捨てGTにシフトするなど臨機応変なプレイングが必要。
大抵の場合1. よりも2. の方が大雑把なプランの割にプレイングが難しい。
しかしこの切り替えを極めた時このデッキは最大の火力を発揮する。

終わりに

いかがだっただろうか。
デッキの歴史から始まり私のレシピ、そして適当ながらプレイングについても書かせて頂いた。

個人的には次の環境に合うデッキの中に入っており、昔から好きなデッキなので殿堂施行後に活躍させてあげたいと思っている。
特に好きなのはGTとファイアであり、敢えてデッキ名を「アウトレイジ墓地ソ」としているのはその為。
出来ればトップメタとしてではなく地雷として握っていたいのが心情でもあるが、今後の活躍を祈りたい。

yadokulab.hatenablog.com



以上