矢毒地雷研究所

デュエルマスターズにおける地雷を研究・開発するブログ。

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殿堂解除について(2018.1.27)

目次


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今回の殿堂解除

龍仙ロマネスク



コスト6 光/火/自然 5000
(アポロニア・ドラゴン/ アーマード・ドラゴン/ アース・ドラゴン)
・マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
・ブロッカー
・このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札の上から4枚を、マナゾーンに置いてもよい。
・自分のターンの終わりに、カードを1枚、自分のマナゾーンから墓地に置く。


DM-25「極神編第2弾」にて登場したクリーチャー。(2007.9.22発売)
当時は【母なる大地】【母なる紋章】を4投して使用することができた時代。
「デュエロマスターズ」という言葉が作られるほどこれらのカードと極神編環境を荒らしまわった。
2ヶ月後に上記母なる系2カードとこのカードがプレミアム殿堂コンビに指定された。(2007.11.15)

その後、【母なる大地】殿堂入り(2008.4.15)の後プレミアム殿堂入り(2009.4.15)、【母なる紋章】が大地のプレ殿と同時に殿堂入りした。
【龍仙ロマネスク】が2010.5.15に殿堂入りしてからは鳴りを潜め、たまにビッグマナ系に1枚刺される程度であった。
(ちなみに紋章は2012.3.15にプレミアム殿堂に指定された。)

殿堂解除の歴史についてはこちら⇩
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天雷の導士アヴァラルド公



コスト3 光 1000
(アークセラフィム/ナイト)
・このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札の上から3枚を表向きにする。
その中から呪文を好きな数手札に加え、残りを好きな順序で山札の一番下に戻す。


DM-28「戦国編第1弾」にて登場した天雷のナイト。(2008.6.21発売)
当時のドロマーナイトや赤抜き4cのナイトデッキに搭載され活躍したカード。
ナイトが呪文を多用する種族であり相性が良かった。

その後、覚醒編にて超次元呪文が登場してからは「ドロマー超次元」というデッキに採用された。
当時の環境は【邪神M・ロマノフ】【大邪眼B・ロマノフ】【魔光蟲ヴィルジニア卿】などが暴れまわっておりこれらに対抗するために作られたデッキ。
そのデッキにおける強力なドローソースとして注目されていたが、2011.7.23に殿堂入りに指定された。
(ちなみに【邪神M・ロマノフ】【魔光蟲ヴィルジニア卿】は2011.1.15にそれぞれプレミアム殿堂入り・殿堂入りをしている。)


ここからは殿堂を解除された背景とそれぞれのカードの今後について考察していく。

龍仙ロマネスク

登場時4ブーストする6コストのクリーチャー。
ターンの終わりにマナを1枚焼かなくてはいけないことから「ロマネキャンセル」と言われるバトルゾーンから離すことが重要になるカード。
その為母なる系とは非常に相性が良く凶悪であった。


解除の理由

このカードが殿堂を解除になった背景として推測される理由は以下の3つ。

1. 当時の相棒である母なる系両方がプレミアム殿堂してしまっている。
2. 6→9のマナカーブでこのクリーチャーのカラーに合う強力なクリーチャーがそれほどいない。
3. 環境の高速化によりビッグマナそのものが厳しい。


1. については当時のような理不尽なムーヴができないという単純な理由。
上記したように2012.3.15付けで母なる系2種が使用不可能になったため、このカードも結果的に弱体化を余儀なくされた。
これが最も大きな殿堂解除の理由であると推察する。

2. についてはこのクリーチャーの白赤緑というカラー自体が現環境で全く使用されておらず(5cを除く)あまり使いやすい色とは言えないことに依る。
このカラーの9コスト帯のフィニッシャーと言われて真っ先に思い浮かぶのは【王・龍覇グレンモルト「刃」】【光神龍スペルデルフィン】辺りだが、ハンデスも当時よりずっと強化された現代で青の無いこの組み合わせでビマナをやるのは少々難しいだろう。
となるとやはり5cにして【偽りの王ヴィルヘルム】と組み合わせるのが無難だろう。
総合的に見て、当時よりもカードパワーのインフレが進んでおり殿堂入りさせておく程のものではなくなったということだろうか。

3. については現在の状況に依るもので、たまに入賞の話を聞く程度で今の環境にゆっくりマナを溜めている暇はない。
そのうちビマナがまたフューチャーされたときこのカードにもスポットライトが当てられるかもしれないが、今ロマネ入りビマナで結果を残すのは簡単ではないと言える。
そもそも「このカードを解除したら環境に食い込むだろう」というカードは解除しないはずであり、その危険が無いから解除されたのであるが。

最近の環境についてはこちら⇩
yadokulab.hatenablog.com


このカードの今後について

このカード就職先としては、やはり4c/5c系のビッグマナだろうかと考えている。
【フェアリー・ライフ】【フェアリー・シャワー】から繋いだ6ターン目のブーストとしては強力であり、2→4→6→9と綺麗につなぐことができる。
【獅子王の遺跡】ではなく【フェアリー・ライフ】型であればバイク系にもある程度の有利が取れるので、まだ望みがある。
ライバルになってくるのは自身の転生である【トップ・オブ・ロマネスク】。
5cであれば【フェアリー・ミラクル】が採用でき、3→5のムーヴにはこちらのカードの方が合っている。
安定した2ブーストは当然強力であり、コストによる差別化はされているものの1コスト軽いこちらの方が高速な環境に合っている場合も多い。

コストが6である点を生かすならばドギラゴン剣系のデッキへの採用か。
しかし、これまで殿堂入りの状態で採用されていなかったこのカードが解除された途端に使用されるようになるとは考えにくい。

そもそも剣はマナの量をそれほど重要視するデッキではなく、どちらかというとレインボーカード量やクリーチャーであろう。
一応能動的に墓地に好きなクリーチャーを落とせる点は【Mの悪魔龍リンネヴィーナス】と相性がいいが、封印からの墓地落ちである程度肥やせるためこのカードが必須となることはないだろう。

このカードが活躍するには【トップ・オブ・ロマネスク】に勝る4ブーストという能力を最大限に生かせるデッキとなるだろう。
さらに「ロマネキャンセル」のしやすいデッキだとなお良い。
やはり、大量のマナが必要であり且つ【百族の長プチョヘンザ】の入る【「必勝」の頂カイザー・刃鬼】デッキ辺りか。

天雷の導士アヴァラルド公

デッキの上から3枚の呪文を全て回収するナイト。
現在まで使用されているドロマー超次元の一時代を築いたクリーチャーである。


解除の理由

まずこのクリーチャーを最大限生かすためにはデッキ内に多くの呪文を搭載する必要がある。
ドロマー超次元では【超次元バイス・ホール】【超次元ドラヴィタ・ホール】のような現在使用に制限のある超次元呪文も多数搭載でき、またデッキ内の呪文比率を高くすることにあまりデメリットが無かった。
しかし現在、呪文メタクリーチャーが非常に増えている。
例を挙げれば、

・1コストクリーチャーからもチェンジできる【タイム3シド】
・メタリカデッキで活躍中の【奇石タスリク】
・呪文デッキを許さない【ヴォルグ・サンダー】

などである。
デッキの呪文比率を上げれば、3ターン目に出てきた【タイム3シド】【奇石タスリク】により動きの多くを封じられ、5ターン目に適当に投げられた【ヴォルグ・サンダー】で即死しかねない。

最近【永遠の少女ワカメチャ】というライブラリアウトメタのクリーチャーが登場したが、このクリーチャーの能力は置換効果でないため「捲れたクリーチャーがワカメチャだけだった場合」「複数体のヴォルグサンダーを同時に投げられた場合」にデッキが0になるとそのまま敗北してしまう点に注意。
そもそも【永遠の少女ワカメチャ】はクリーチャーであるためアヴァラルドの能力に合っていない。
【永久を統べるものフォーエバー・プリンセス】は置換効果であるが、色が全くあっていない。

ドロマーハンデス等の白黒青デッキの強力なサポートであるが、呪文比率を上げないと活躍できないのに対し呪文比率を上げるとメタクリーチャーに弱くなるという板挟みを抱えている。

加えて、このクリーチャーの色は白である。
ドロマー系デッキは【コアクアンのおつかい】を採用している場合が多く、青比率を極力低くしつつある程度搭載することが必要になる。
そこに白単色のこのカードを入れるとなるとカラーの問題で他のドロソ枠と枠を競り合うこととなるだろう。
しかし、おつかいと互いに互いを拾いあえる関係は強力であるため採用は十分に検討できる。

総じて推察するに、このカードが殿堂解除となったのは、呪文比率を高くし過ぎるデッキに対するメタが増え、また強力すぎる超次元呪文には既に制限がかかり当時ほどの制圧力を持てないが為だろう。
また、【コアクアンのおつかい】【デモンズ・ライト】のような強力なドローソースも登場しておりライバルが多いのも理由の1つか。

※2018.2.1追記※
殿堂解除発表と同時に発売されたDMRP-04Mにてアヴァラルド公と相性のいい【トロワ・チャージャー】が再録されたのは、このカード解除の布石だったのかもしれない。

トロワ・チャージャーコスト3 光 呪文
・光のコスト3以下のクリーチャーを1体、自分の手札からバトルゾーンに出してもよい。
・チャージャー


このカードでアヴァラルド公を出せば3→5で超次元呪文等に繋がりつつ、デッキから呪文を手札に加えることができ好相性。
それにしてもいいイカである。

※ここまで追記※



このカードの今後について

相性がいいのは何といっても白が入り、呪文が多くなるデッキ。
現在環境に存在するデッキであればドロマーハンデスが当てはまるがこのクリーチャーの殿堂解除によって、これまで組まれなかった呪文主体のデッキが登場するかもしれない。
強力なライバルである【コアクアンのおつかい】に無い利点としては水文明の呪文も拾うことができる点。
コストも3と軽くクリーチャーのドロソであることは間違いなく大きな強みため、相性の合うデッキとは強力なシナジーを発揮してくれるだろう。
特に【激天下!シャチホコ・カイザー】とは良相性。

終わりに

「殿堂予想」の記事では「殿堂解除は無し」と予想していたが、いい意味で予想を裏切られた結果となった。

殿堂予想についてはこちら⇩
yadokulab.hatenablog.com


確かに言われてみればこれら2カードは殿堂解除してもそれほど暴れることはなさそうであり、まだまだ先見の明が足りていないことは反省の余地がある。

個人的には【魔光蟲ヴィルジニア卿】の解除を心待ちにしていたが、どうやら願いは叶わなかったようである。
だがまあしかし同じナイトである【天雷の導士アヴァラルド公】が戻ってきてくれたことは素直に嬉しい。
今後彼らが環境やファンデッキで活躍することを祈る。


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以上